甲斐犬子犬分譲
子犬譲渡を希望される方へ
(その1)

子犬の譲渡を希望される方へ(その1)

 当犬舎は、天然記念物指定甲斐犬愛護会の登録犬舎です。
作出した子犬は天然記念物指定甲斐犬愛護会の犬籍へ登録され、文部科学省から天然記念物指定の血統書が交付されます。
 当犬舎の繁殖は、あくまでも「国の天然記念物 甲斐犬」の保存を目的としたものです。
しかし、一人の人間が常に目を配り、良い状態で飼養できる犬の数には限りがあります。
在舎している犬達はみな私の大切な愛犬ですから、老犬となった折には十分な介護をしてやりたいので、年齢の近い犬を多頭手元に置いておくことはできません(いっぺんにたくさんの犬が介護を要する状態になっては困りますから)。
かといって、5歳くらいまで全く出産をさせずにいて高齢初産に挑ませることも好ましくないため、1歳半から3歳くらいの間で初産をさせたいと考えています。
また、甲斐犬を飼ってくださる方が増えれば、それだけ血筋を残せる(保存のための繁殖機会を増やすことができる)確率が高くなります。
以上の理由から、当犬舎および関連犬舎に残さない子犬を、ご希望される方々へお譲りしております。
その時の犬舎の状況によって、初仔であっても犬舎に残さず譲渡することもあります。
当犬舎から子犬をお迎えくださった方に甲斐犬の素晴らしさを実感していただける子犬達であると自負しておりますので、どなたにでもお譲りするというわけにはいきません。
当犬舎の考えにご賛同くださり、甲斐犬の保存にご協力いただける方(展覧会に出陳してくださるとか、繁殖をされるとかに限らず、甲斐犬を好きで血統の保存を大切に考えてくださる方)へお譲りしたいと考えております。

 私は、幸運にも、初めての甲斐犬で良い犬を譲っていただきました。
その犬と一生懸命に展覧会へチャレンジする中で、たくさんの素晴らしい仲間に出逢うことができ、たくさんの先輩方から多くのご指導をいただけるようになりました。
そのご恩返しのために私ができることのひとつは、良い甲斐犬を作り、作った子犬を甲斐犬の初心者の方に飼っていただくことです。
初めて甲斐犬を飼われる方にこそ、甲斐犬の素晴らしさを実感してもらえるような子犬を飼っていただかなければ、甲斐犬の未来はありません。
初心者だった私に良い犬を譲ってくださった犬舎さまのように、まだ甲斐犬の魅力をご存知ない方へこそ、良い甲斐犬子犬をお譲りしたいと考えております。
可能ならば自分で育成したいような子犬を、ホームページで飼い主募集しているのはそういう思いからです。

 当初、私は繁殖した子犬をすべて無償で譲渡しておりました。
無償でしか貰い手がつかないような子犬だからではありません。
手塩にかけて育成した母犬から産まれ、母犬と一緒に愛情と手間と費用をたっぷりかけた可愛い可愛い子犬たちですから、お金には換えられないものだと思っていたからです。
子犬を買うためのお金は、子犬のために使ってもらえればよいと思っておりました。
そのため、動物取扱業の登録も必要ないと思っていたのです。
しかし、2007年に子犬を差し上げた方が、私が譲渡時に説明した注意をまったくまもらなかったための不注意から子犬を逃がして行方不明にしてしまい、しかもろくに捜しもせずに(警察にも保健所にも動物愛護指導センターへの届け出もせず)逸走後たった1日で「逃がしてしまいました、捜しましたが見つかりません」とぬけぬけと言ってきました。
電話で逸走の報告を受けた際に、各種届出先についても助言したのですが無視されました。
私は、そんな飼い主(とは呼びたくないのですが)の代わりに半狂乱で子犬を捜しまわりました。
警察・保健所・動物愛護指導センターへの届出、ペット探偵への依頼、近隣獣医院や店舗へのポスター掲示依頼、タウン誌への情報掲載、仕事を休んで逸走周辺にビラを配り、通りがかった方へビラを渡して聞き込みをしました。
車に轢かれたのではないかと、毎日清掃センターへ電話で問い合わせました。
ポスターやビラをご覧になった方から情報が入れば、夜中でも当該場所へ捜しに行きました。
愛護センターの公示をみて特徴が似た犬がいれば、自宅から50km離れた水戸の警察署や笠間の愛護センターまで確認に行きました。
タウン誌に載せた私の電話番号をみて阿呆がイタズラ電話をしてくるのに耐え・・・。
そんな生活が3週間続きました。
行方不明にされてから3週間後に無事に子犬は見つかりました。
譲渡時の約束に反しましたので、子犬は元飼い主(とは呼びたくないですが)には戻しませんでした。
その際、日本犬飼いの先輩方から「無料で譲った子犬はこうやって粗末に扱われる」と注意されました。
私としては、手塩にかけた純粋甲斐犬の子犬を無償でお渡しするという心意気をくんでもらいたかったのですが、そういう気持ちに気づくこともなく平気で踏みにじる人がいるということを思い知らされました。
このような経緯があり、不本意ではありますが、子犬を有償でお譲りすることにしました。
動物愛護法の改正により、有償譲渡の場合には動物取扱業の登録が必要となったため、登録に必要な資格を取得して登録をいたしました。
子犬の価格は、交配料・母犬の管理費・生れた子犬の頭数などにより変わってきます。
また、交配相手との約束などにより付帯条件がある場合がございます。
いずれにしても、丁寧に説明させていただきますので、お気軽にお問合せくださいませ。
 

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