甲斐犬について
甲斐犬愛護会展覧会

天然記念物指定甲斐犬愛護会展覧会

令和4年度春季展覧会は、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて中止となりました。

天然記念物指定甲斐犬愛護会展覧会は、4月の第一日曜日と10月の最終日曜日に山梨県で開催される甲斐犬単独展です。
単独犬種展としては日本最多の開催歴を誇る伝統と権威がある展覧会です。
100頭以上の甲斐犬が一堂に会する様子は、甲斐犬好きにはたまらない光景です。
出陳には犬が甲斐犬愛護会登録であることと、所有者が甲斐犬愛護会会員であることが必要ですが、見学にはとくに資格や料金は必要ありません。

審査は、
①未成犬牝の部(生後6ヶ月~生後1年未満のメス)
②未成犬牡の部(生後6ヶ月~生後1年未満のオス)
③壮犬牝の部(生後1年~生後2年未満のメス)
④壮犬牡の部(生後1年~生後2年未満のオス)
⑤成犬牝の部(生後2年以上のメス)
⑥成犬牡の部(生後2年以上のオス)
の6部門について、午前に個体審査、午後に総合(比較)審査が行われます。

個体審査

個体審査は『純粋甲斐犬としての資質を体現しているか』を審査するもので、個別にリングにあがり、立ち姿・歩様・歯牙・睾丸などについて審査されます。

 
 
 

総合審査

総合審査は『出陳犬中の順位をつけるため』の審査で、各部門毎に出陳犬が全頭並んで審査を受けます。
出陳番号順に並べられた後、個体審査の成績をもとに数頭づつ中央へ呼ばれ、順位順に並べ替えられていきます。
順位が1~6番目(一〜六席)の犬には入賞犬としてトロフィと賞状が授与され、入賞圏外の犬も個体審査で純粋甲斐犬として認められた犬には推奨犬賞が授与されます。
(第146回展より、推奨犬賞は成犬の部入賞犬にのみ付与されることになりました)

総合優良犬の部

上記各部門の審査終了後、過去の展覧会でチャレンジ権(成犬の部2席以上の入賞)を獲得した犬で、牡3歳以上・牝2歳以上の犬が出陳の権利を得られる、いわば頂上決戦である「総合優良犬の部」の審査があります。
総合優良犬の部は、まず、牝・牡に分かれて審査が行われ其々の優勝犬が決定され、その後に牝の優勝犬と牡の優勝犬の間で総合優勝を競います。
総合優勝犬には大優勝旗が、準総合優勝犬には寺田記念杯が授与されます。

 



 

会場案内

展覧会を見学される場合の注意点

ご愛犬を会場へ連れてきてはいけない場合

発情中の牝、犬や人に対して咬癖のある犬、皮膚病など伝染性の病気罹患中の犬の来場はご遠慮ください。
牝の発情に飼い主が気付いていない場合もありますので、会場に来てから指摘されたり気付いた場合には、車の中やクレート(ケージ)などへ隔離してください。

ご愛犬の排泄物やゴミの管理

会場は公園などをお借りしているものです。
御愛犬の糞をはじめとしてゴミ類は必ずお持ち帰りください。

審査の妨げにならないように

リング周辺では、出陳犬の通行を妨げないようにしてください。
とくにリングの出入口付近は常に空けておいてください。
リングサイドで大声を出したり、大きな音をたてたりしないでください。

出陳犬・ハンドラーに対する配慮

出陳者は、遊びではなく本気で臨んでいます。
犬も人も、審査に備えてコンディションを整え、気持ちを高めています。
かなり緊張し、神経質にもなっています。
ですから、審査を控えたハンドラーや犬に声をかけたり、触れたりしないでください。
たとえ、いつもお散歩で仲良くじゃれあう○○ちゃんであっても、当日は真剣勝負中なので、ご配慮ください。
会場周辺でフレキシリード(伸縮リード)でご愛犬を連れ歩くのもご遠慮ください
リングサイドで食べ物を食べる、見学中の御愛犬におやつを与えるなども、出陳犬の気が散りますので、おやめください。
リング内の犬たちの撮影はOKですが、ストロボは使用しないでください。
また、人間の顔や車のナンバーが識別できる写真をネット上(SNSを含めて)にアップする場合にはご本人の許可を得るか、識別できないように画像を加工くださいますようお願いいたします。
詳しくはこちらのサイトをご参照ください違法にならないネットライフ
 

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